さくらのレンタルサーバーではPythonが使えますが、2016年12月5日現在ではPythonのバージョンは2.7.6です。
% Python -V
>>Python 2.7.6
Python3をさくらで使えるようにセットアップしました。
以下はそのメモです。
↓ ↓ ↓
Python3のアーカイブファイルをダウンロードします
ダウンロードする場所としてworkディレクトリを作成します。
/home/<ユーザー名>/<ここにworkディレクトリを作成します>
ホームディレクトリに移動し、workディレクトリを作成後、Python3アーカイブファイルをダウンロードします。
% cd ~/
% mkdir work
% wget https://www.python.org/ftp/python/3.5.2/Python-3.5.2.tar.xz --no-check- certificate
最新のPythonアーカイブは以下のリンク先で確認してください。
ファイルを解凍します。
% tar -xjf Python-3.5.2.tar.xz
Python3をインストールします
解凍すると「Python-3.5.2」ディレクトリが作成されますので、そこに移動し、以下のコマンドを実行します。
% cd Python-3.5.2
% ./configure --prefix=$HOME/local/python/
% make
% make install
.cshrファイルを編集します
ホームディレクトリに移動
% cd ~/
viエディタで.cshrcファイルを編集します。
% vi .cshrc
.cshrcにPython3へのパスを追記します。
set path = ($path $HOME/local/python/bin)
setenv PYTHON $HOME/local/python
setenv PYTHONPATH $HOME/local/python/lib/python3.5/site-packages
setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/local/python/lib
1行目のは、
ネットで検索した参考記事では、
set path = ($HOME/local/python/bin)
と記述しているところが多かったですが、
これではうまくいきませんでした。
set path = ($path $HOME/local/python/bin)
としたところうまくいきました。
3、4行目の
setenv PYTHONPATH $HOME/local/python/lib/python3.5/site-packages
setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/local/python/lib
これはライブラリのパスです。
pipコマンドも使えるようになります。
ちなみにviエディタは「i」キー押下で編集モードになります。
「ESC」押下でコマンドモードに戻ります。
「dd」コマンドで1行削除
「:q」コマンドで保存せずに終了
「:wq」コマンドで保存して終了します。
インストールがうまくいったか確認します
保存してviエディタを終了したら、いったんターミナルを再起動します。
Python3がインストールできたか確認。
% python3 -V
>>>Python 3.5.2
pipのアップデートもしておきましょう
% pip install upgrade pip
以上です。
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