2018年10月15日にWordPressのバックアップファイル作成&リストア用プラグインである「All-in-One WP Migration」がバージョンアップされました。
このバージョンアップの影響で、これまでと同じように使っていると以下のようなポップアップ・エラーが表示されるようになりました。
「あなたのアップロードしたファイルは、アップロード可能な最大ファイルサイズ30MBをオーバーしています。」
これまでファイルサイズが512MB以下なら問題なくアップロードできていたものが、30MBまでしかアップロードできないということですが、さすがにサイトのバックアップファイルが30MBには収まりませんよね。
この記事では上記のエラーの対処法を説明します。
作業例は当方が使用しているXサーバーでのものですが、他のレンタルサーバーでも同じような作業になるはずです。
エラーの内容を調べてみると…
まず、ポップアップに表示されたリンクをクリックしてみると、英文で対処法が記載されたページが表示されました。
ページに記載された通りに「.htaccess」ファイルを修正してアップロードしてみましたが、500エラーに
php_value upload_max_filesize 128M php_value post_max_size 128M php_value memory_limit 256M php_value max_execution_time 300 php_value max_input_time 300
「.htaccess」ファイルに上のコードを追記して
ファイルを更新します。
しかし、500エラーに…
調べてみると、Xサーバーでは「PHPのファイルアップロードサイズの上限値」を変更する場合には「.htaccess」の書き換えではなく、Xサーバーの管理画面上で設定を変更する必要がありました。
以下はXサーバーの管理画面での設定変更の手順です。
Xサーバーの管理画面でPHPののファイルアップロードサイズの上限値を変更する方法
サーバーパネルにログインし、「PHP」の「php.ini設定」をクリックします。
変更する対象のサーバーを選択します。
「php.ini設定変更」をクリックします。
「その他の設定」のうち、以下の各項目を変更します。
項目名 | 変更後の値 |
---|---|
max_execution_time | 300 |
max_input_time | 300 |
memory_limit | 256M |
post_max_size | 128M |
upload_max_filesize | 128M |
「設定する(確定)」ボタンをクリックして、設定を更新します。
これでOKです。
これまで通りアップロードできるようになりました。
hetemlサーバーやその他のサーバーでも、管理画面を編集するか、「.htaccess」を直接編集することで対処可能だと思います。
まとめ
一度設定してしまえば、次回からは普通に使えるようになります。
以上、「All-in-One WP Migration」のバージョンアップに伴うサーバー側の設定を変更する方法についての説明でした。
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